20140820放射性物質放出想定し訓練へ 島根

  • 10 年前
ことし10月に島根・鳥取両県と6つの市が合同で行う原子力防災訓練は、島根原子力発電所で事故が起き放射性物質が外部に放出されたことを想定して実施されることになりました。
島根県は島根原発で事故が起きた時の初動対応や住民の避難方法を確認するための訓練を毎年行っていてことしは10月18日に実施することを決めています。
ことしの訓練では国が、去年原発事故で放射性物質が外部に放出された後に避難することになる住民の避難の方針を示したことから放射性物質が外部に放出されたことを想定して実施されることになりました。
国の方針では放射線量が低い地域の住民は屋内で待避する一方で放射線量が高い地域の住民が先に避難することになっていて訓練もそうした方針に基づいて行われます。
そして放射性物質が付着していないかどうかを確認する「スクリーニング」と呼ばれる検査や「除染」が行われることになっています。

特にスクリーニングでは検査を効率的に行うためまず車両を調べ、汚染が確認された場合のみ乗っている人を調べるという手順で行われます。
島根県は、こうした訓練の詳細を9月下旬に開かれる会議で決めることにしています。

08月19日 08時57分

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