20140820PCB財源を基金積み立てへ 北九州市

  • 10 年前
北九州市は、有害なPCB=ポリ塩化ビフェニルの無害化処理に対する国からの財政支援を市の基金に積み立てることを決め、今後、若戸大橋と若戸トンネルの無料化に向けた財源として活用していく方針です。
北九州市若松区には、PCBの無害化処理を行う国の施設があり、国が求めていた処理期間の延長を市が受け入れたことによって、安全な輸送ルートの確保を目的に環境省から財政支援を受けることになっています。
北九州市は、この財政支援として今年度交付されるおよそ6億円の補助金を環境保全に関する事業のために設置している基金に積み立てることを決め、9月2日に開会する9月定例議会に関連する費用を盛り込んだ補正予算案を提出することを決めました。
関係者によりますと、国の財政支援は来年度以降も行われ、総額で20億円以上にのぼる見通しだということです。
北九州市では、PCBの輸送ルートである若松区と戸畑区を結ぶ若戸大橋と若戸トンネルについて早期の無料化に向けて、基金の財源を活用していく方針で今後、具体的な検討を進めることにしています。

08月20日 18時53分