映画『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~』予告編

  • 4 年前
映画『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~』予告編
“マイノリティ”と呼ばれる彼らが教えてくれた、ありのままの自分。心と体を解放する、新体験の“カウンセリング・ムービー”『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~』。

本作は、欧州で実在する障がい者やトランスジェンダーなど、“マイノリティ”と呼ばれる人たちの“性”にもカメラを向けた衝撃作だ。

強迫性障害をもつ孤独な主人公・ローラに、フランスの女優ローラ・ベンソンを迎え、ローラが好意をよせる無毛症のトーマスには、「ブレードランナー2049」などハリウッド超大作にも出演するアイスランドのトーマス・レマルキスが選ばれた。そのトーマスとカウンセリングで交流をする車椅子の身体障がい者には、脊髄性筋萎縮症(SMA)を抱えるクリスチャン・バイエルラインがドイツから参加し、赤裸々なセックスシーンにも挑戦している。また、ローラがインターネット上で発見するセックスワーカーのハンナ・ホフマンも、50代で性転換をした実在のトランスジェンダーだ。そんな<現実>と<虚構>が入り交じりながら描かれる、彼らの自由な生き方は、見る者の倫理観を揺さぶり続けるだろう。

監督は、アディナ・ピンティリエ。2008年にルーマニアの国立演劇大学ブカレスト大学を卒業。映画監督やビジュアルアーティストとして、世界の映画祭で多数受賞する。フィクション、ドキュメンタリー、ビジュアルアートの垣根を超えて、個性的かつ実験的な映像で、人間の「心」についてを妥協なく探求し続けている新時代の映像作家である。

ローラの心と体が解放されるとき、あなた自身もカウンセリングを体験したかのように、世界との見えない壁が取り除かれていく。
2020年6月6日公開

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